栄養指導

栄養指導について

透析患者様の多くは、ご自宅で生活されています。日頃の食習慣が悪いと、低栄養や心不全、動脈硬化など、さまざまな合併症のリスクが高まります。
正しい食習慣を身につけていただけるよう、管理栄養士が適切な食事療法のサポートをいたします。

栄養指導のポイント

塩分と水分

腎臓の機能が低下すると、塩分や水分を尿として排泄する力が弱くなります。排出できなかった塩分や水分が体内に蓄積すると、肺水腫や心不全、高血圧などのリスクになります。
食塩をとりすぎると喉が渇くため、水を多く飲み、体がむくんでしまいます。体の水分が増えると血液量の増加により血圧が上昇し、血管内の細胞が傷ついてしまいます。腎臓は血管の壁が薄く、圧がかかりやすい臓器です。腎臓を守るために減塩しましょう。

減塩のポイント

  • 食塩は1日6g未満にしましょう
  • 香辛料(からし、七味など)や酸味(酢、レモンなど)を利用し、減塩でもおいしく食べる工夫をしましょう

リンと食事

リンは、骨や歯に欠かせない成分です。エネルギーを蓄えたり、筋肉や神経の機能を正常に保つなど、生命活動の維持に欠かせない役割を担っています。
しかし、血液中に含まれるリンが多くなると、血管の石灰化、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や狭心症などのリスクが高まります。また、足の血行障害を誘発する可能性もありますので、食事によるリンのとりすぎに注意しましょう。

リンを減らすポイント

  • タンパク質のとりすぎは、血液中に含まれるリンが増加する原因になります。体重などを参考に、1日に必要なタンパク質の量を守りましょう
  • 乳製品、レバー、干物など、リンを多く含む食品は控えめにしましょう
  • 添加物である無機リンは、90%以上が腸から吸収されます。インスタント食品や加工品は控えめにしましょう

カリウムと食事

腎臓の機能が低下すると、カリウムを尿として排泄する力が弱くなります。その結果、高カリウム血症を引き起こし、不整脈や心停止につながる恐れがあります。カリウムは食品のほとんどに含まれているため、食事によるカリウムのとりすぎに注意しましょう。

カリウムを減らすポイント

  • 生野菜や果物、芋類など、カリウムを多く含む食品は控えめにしましょう
  • カリウムは水に溶けやすいため、たっぷりの水にさらす、ゆでこぼすことで食品に含まれるカリウム量を減らすことができます

当センターで行う栄養指導

当センターでは、患者様お一人おひとりの体調に配慮した栄養指導を行っております。ご本人もしくはご家族様の負担を考え、それぞれに適した無理のない食習慣のご提案を心がけております。

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