シリーズ「透析リハ」34 -電気治療を用いたリハビリテーション用編-
- 透析リハ
1.筋電気刺激(EMS)とは
筋電気刺激(Electrical Muscle Stimulation:EMS)は、電気の刺激で筋肉を動かすリハビリの一つです。
自分で動かさなくても筋肉が収縮するため、筋力が落ちやすい方や長時間ベッド上で過ごす方にとって、とても良いサポートになります。
電極を太ももやふくらはぎに貼り、心地よい刺激を与えることで血流を促し、筋肉のこわばりや萎縮を防ぎます。
透析中の安静時間にも行えるため、無理なく続けやすいのが特徴です。
2.透析患者さんにとっての効果
透析を続けている方は、どうしても運動量が少なくなりがちで、筋力の低下や疲れやすさが気になることがあります。
EMSを使うと、透析中でも下肢の筋肉を効率よく動かすことができ、筋力や持久力の維持につながります。
血流が良くなることで脚のむくみが軽くなるなど、うれしい変化を感じる方もいらっしゃいます。
3.安全に行うために
EMSは安全性の高い方法ですが、刺激の強さや貼る位置などは個人によって調整が必要です。
皮膚の弱い方や心臓に持病のある方は注意が必要なため、当院では医療専門職が体調を確認しながら無理のない範囲で行っています。
4. 当院での取り組み
当院では、医師の指示のもとで透析中にEMSを取り入れたリハビリを行っていきます。
ベッド上で楽にできるため、「脚が軽くなった」「動きやすくなった」といった効果が期待されます。
透析の時間を“からだを整える時間”として活用できるよう、これからも電気治療を活かしたサポートを続けていきます。



