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シリーズ「透析リハ」35  -空気圧によるマッサージを用いたリハビリテーション編-

  • 透析リハ

今回は、透析中の安静時間を活用できるリハビリテーションの一つ「空気圧によるマッサージ(間欠的空気圧迫装置)」を用いたリハビリについてご紹介します。

1. 空気圧によるマッサージ(間欠的空気圧迫装置)とは

これは、足や腕に専用のカフ(空気袋)を装着し、一定のサイクルで空気を送り込んだり抜いたりして、まるでマッサージされているかのように圧迫と解放を繰り返す装置です。
優しく心地よい刺激で、ふくらはぎや太ももなどの筋肉をもみほぐします。ご自身で動かす必要がなく、ベッドに横になっている状態で受けることができます。
特に、透析中に長時間同じ姿勢で過ごす方にとって、無理なく血の巡りを良くするための、とても良いサポートになります。

2. 透析患者さんにとっての効果

透析を続けている方は、どうしても運動量が少なくなりがちで、足のむくみやだるさ、冷えが気になることがあります。
空気圧によるマッサージは、これらの不快な症状に対して以下のような効果が期待されます。

むくみの軽減: 足先に溜まりやすい水分や老廃物を心臓のほうへ押し戻すのを助け、むくみ(浮腫)を軽くします。
血流の改善: 圧迫と解放の繰り返しで血流が良くなり、足の冷えやだるさの改善につながります。

3. 安全に行うために

空気圧によるマッサージは、基本的に安全性の高いリハビリ方法です。しかし、患者様の安全を最優先するために、いくつかの注意点があります。
血圧の状態や皮膚の状態、心臓や血管に持病がある方など、患者様の体調によっては実施できない場合があります。
当院では、医師の指示のもと、リハビリ専門職が患者様の体調を毎回確認し、圧迫の強さや時間を調整しながら、無理のない範囲で安全に行っています。

4. 当院での取り組み

花の丘病院では、「透析中も快適に」過ごしていただくことを目標に、この空気圧マッサージをリハビリテーションの一環として積極的に取り入れています。
「足がすっきりした」「透析後のだるさが少し楽になった」といった、嬉しいお声をいただくこともあります。

私たちは、透析の時間をただ安静に過ごすだけでなく、「体力を維持・向上させる時間」、「不調を改善する時間」として活用できるよう、これからも個々の患者様に合わせた適切なリハ
ビリテーションを継続して提供していきます。

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