シリーズ「透析リハ」5 ―運動に役立つツール編―
- 透析リハ
本日は、透析利用者さんに求められる「運動に役立つツール」について紹介します。
日々の運動はできているが、『どれくらい運動・活動したか分からない』、『同じ方法の運動や身体活動では長続きできない』
といったお悩みが生じているのではないでしょうか。
このような際の役立ちツールの使い分けについて紹介します。
- 運動や身体活動の客観的な情報把握
毎日の歩行時間や消費カロリーを客観的に把握したい場合は「歩数計・スマートフォンやウェアラブル機器」の利用が推奨されています。
例えば、定期的に運動しているけど筋力や体力がつかない方は、運動量が少ない可能性があります。
そのような際に、「歩数計・スマートフォンやウェアラブル機器」で評価を行うことで、活動量を見える化して負荷量の調整が可能です。
- 運動が長続きできない・一人では実践できない場合
同じ内容の運動を実施することで、マンネリ化となり、運動を中止してしまう対象者も少なくありません。
このような場合は、「ゲーミフィケーションやオンライン」を用いることを推奨します。
「ゲーミフィケーション」では楽しみながら様々な設定で運動が可能となるためマンネリ化を抑制できます。
次回は、透析利用者さんに求められる「バランス運動」ついて紹介していきます。
花の丘病院 リハビリテーション科 理学療法士 森優太