シリーズ「透析リハ」6 ―バランス運動編―
- 透析リハ
本日は、透析利用者さんに求められる運動に役立つバランス運動について紹介します。
バランス感覚は年齢とともに衰えていき、ふらつきや転倒のリスクになります。
また打ち所が悪いと骨折等で治療・入院を余儀なくされてしまいます。
今回は、運動に役立つバランス運動について紹介します。
- バランス感覚とは何か
「バランス」とは、人間が姿勢を崩さずに制御する能力のことを指し、一般的に姿勢を崩すことなく維持できていることを「バランス感覚が良い」、制御できずに姿勢を維持できないことを「バランスが悪い」と表現しています。
- バランス運動の紹介
1) 片足立ち
片足で立つことにより重心が不安定になるため、安定させるためにお尻の筋肉を使用するので、バランス感覚を鍛えるのに最適なトレーニング方法です。
ふらつきがある方は壁や椅子を軽く把持して実施することで安全にできます。
2) 足踏み
その場でゆっくり両足交互に足踏みを実施ます。
片足立ちよりは簡単かもしれませんが、バランスが悪い方は左右にふらつくことも考えられます。ゆっくり実施することが重要となります。
花の丘病院 リハビリテーション科 理学療法士 森優太