シリーズ「透析リハ」18 -通いの場でみんなで運動編-
- 透析リハ
花の丘病院 リハビリテーション科 理学療法士 森優太
本日は、透析利用者さんが知っておくべき「通いの場を用いた運動」について紹介します。
① 通いの場とはなにか
通いの場は、通常地域社会において提供される施設や場所を指します。例えば、公民館や集会所、運動施設、図書館、コミュニティセンターなどがこれに該当します。これらの施設は一般的に地域住民が自由に利用することができ、様々な活動やプログラムが行われています。
② 通いの場で運動をする必要性
通いの場で運動をすることで、地域の人々と交流する機会が得られます。新しい友人や仲間を作ることで、社会的つながりが広がり、孤立感を減らすことができます。また、地域の通いの場ではストレッチやヨガ、筋力トレーニング等の様々なプログラムが構成されていることがあります。
③ みんなで運動をする必要性
グループでの運動は、モチベーション維持やコミュニケーション促進に役立ちます。透析患者同士が協力し合い、励まし合うことで、運動への取り組みが楽しくなります。また、一人で運動するよりも仲間と一緒に行うことで、負担を分担し合い、自然と運動の習慣化が促進されます。そのため、通いの場でみんなで運動をすることは、透析患者の健康維持や生活の質の向上に寄与します。