シリーズ「透析リハ」26 -身体活動や運動の違いについて紹介編-
- 透析リハ
花の丘病院 リハビリテーション科 理学療法士 森優太
本日は、身体活動や運動の違いにについて紹介します。
厚生労働省より新たに策定された「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、身体活動や運動などの用語を以下のように定義しています。
身体活動
安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費する、骨格筋の収縮を伴う全ての活動
生活活動
身体活動の一部で、日常生活における家事・労働・通勤・通学などに伴う活動
運動
身体活動の一部で、スポーツやフィットネスなどの、健康・体力の維持・増進を目的として、計画的・定期的に実施する活動
座位行動
座位や臥位の状態で行われる、エネルギー消費が1.5メッツ以下の全ての覚醒中の行動(例えば、デスクワークをすることや、座ったり寝ころんだ状態でテレビやスマートフォンを見ること)
高齢者に対する推奨事項
・筋力・バランス・柔軟性など多要素な運動を週3日以上行うことを推奨しています。
・筋力トレーニングを週2~3日行うことを推奨する(多要素な運動に含めてもよい)としています。
・特に身体機能が低下している高齢者については、安全に配慮し、転倒等に注意しましょう。
・座位行動(座りっぱなし)の時間が長くなりすぎないように注意しましょう。
以下が「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」の URLとなります。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html






