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シリーズ「透析リハ」29  -梅雨時にできる運動について紹介編-

  • 透析リハ

梅雨の季節になると、雨続きで外に出る機会が減り、どうしても運動不足になりがちです。気温や湿度も高く、体調を崩しやすいこの時期こそ、適度な運動が心と体の健康維持に欠かせません。
今回は、自宅で無理なくできる筋トレや有酸素運動を中心に、梅雨時の運動習慣の工夫をご紹介します。

 

梅雨時にも運動が必要な理由

運動は筋力や体力の維持だけでなく、免疫力の向上やストレス解消にも役立ちます。特に梅雨時は、日照時間が減り気分も落ち込みやすいため、軽い運動をすることで「セロトニン」という幸福ホルモンの分泌が促され、気分が前向きになります。
高齢の方にとっては転倒予防や生活機能維持の面からも、日々の運動は大切です。

 

自宅でできる簡単筋トレ

スペースを取らず、器具も必要ない筋トレを習慣にしてみましょう。たとえば「スクワット」は太ももやお尻、体幹を鍛える効果があり、ゆっくり10回を1セットとして行うと初心者にも無理なく続けられます。
ほかにも「プランク(体幹トレーニング)」は、姿勢維持に必要な腹筋・背筋を強化できます。毎日少しずつでも継続することが大切です。

 

室内でできる有酸素運動

有酸素運動といえばウォーキングやジョギングを思い浮かべがちですが、室内でも工夫次第で効果的な運動が可能です。「その場足踏み」「踏み台昇降運動」「軽いダンス」などは、テレビを見ながらでも行えます。最近では、YouTubeなどの動画を活用した「おうちフィットネス」も人気で、音楽に合わせて楽しく体を動かせます。

 

運動を続けるためのコツ

大切なのは「毎日少しでも継続すること」です。お気に入りの音楽をかけて気分を上げたり、家族と一緒に行ったりすることで、楽しみながら習慣にしやすくなります。
また、カレンダーに運動した日を記録することでモチベーション維持にもつながります。雨で外出できない日も、ちょっとした工夫で運動のチャンスに変えることができます。

 

花の丘病院 リハビリテーション科 森 優太

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